パート面接に受かるコツ!<10>面接の練習は第一印象をブラッシュアップ!
パート面接に受かるコツ!それは何と言っても、事前にきっちり練習をすること!でも、面接の練習ってどうやれば良いのでしょう?
自己紹介や想定される質問の回答を考えておくーーもちろんそれも大切なことですが、それだけで合格するのはちょっと厳しいかもしれません。しばらく社会と遠ざかっていた主婦のみなさんは、質問の回答を考える前にやっておかなければならない練習があるんです。
今回の記事ではパートの面接を受ける際の練習方法を様々な角度からを紹介します。
Contents
第一印象を良くするための練習
パート面接に受かるコツ!面接官が教える「受かる人」のマナーと服装の記事でも紹介しましたが、短い時間で合否を決定する面接では、第一印象の良し悪しが結果を大きく左右します。
人の印象を決める要素には、見た目・話し方・話す内容の3つの要素がありますが、その割合は、身だしなみ・態度・しぐさ・表情といった、いわゆる視覚情報で判断されるのが55%、話し方、声のトーンなど、耳から入ってくる要素が38%、何を話したか?という話の内容は、わずか7%しかないと言われています。(メラビアンの法則)
面接の練習をするなら、話す内容を考える前に第一印象をブラッシュアップすることから始めましょう。
面接中は笑顔をキープ
普段自分がどんな表情をしているかご存知ですか?まずは今の自分の表情をチェックしてみましょう。
手鏡を持ったまま下を向いてください。
目を開けたまま顔から意識を抜いていきます 。
そのままゆっくり顔を上げて鏡を見てみましょう。
これがあなたの普段の表情です。
- 目は力がなくドヨンとしていませんか?
- 頬にハリがなく垂れ下がっていませんか?
- 口角が下がり口がへの字になっていませんか?
自分の表情にギョッとしてしまった!という人もいるかもしれませんね。
普段私たちは鏡や写真で自分の顔を見ることができますが、それは常に「意識した表情」です。でも、「無意識の表情」は、こんなにも怖い顔をしているのです。こんな表情では面接がうまくいくわけありませんよね。
第一印象をアップするには、笑顔をキープすることです。「ウイスキー」「ラッキー」というような「イ」で終わる口の形にして、口角を常に上げておくことを心掛けましょう。
次に、口元だけの笑顔では作り笑顔に見えてしまうので、少し目尻が下がった優しい目元にすることも意識してみましょう。面接官を赤ちゃんかぬいぐるみだと思って、可愛いものを見るように見つめてあげるといいですよ。
話し方のブラッシュアップ
緊張すると、思ったようにしゃべれない…という人も多いですよね。せっかく自己PRを考えても、うまく伝えられなければ意味がありません。続いて話し方のブラッシュアップ法を紹介しましょう。
母音を意識して話す
日本語は母音のみ又は子音+母音で発音する言語です。(んnを除く)
母音とはア(a)イ(i)ウ(u)エ(e)オ(o)という音のことで、その他の音の場合、カ(ka)キ(ki)ク(ku)ケ(ke)コ(ko)というように、子音+母音の形になり、かならず母音を発音して終わりますよね。
このア(a)イ(i)ウ(u)エ(e)オ(o)がきちんと発音されないと、滑舌が悪く、はっきり聞き取れない話し方になってしまいます。話すときには唇をしっかり動かして母音をきちんと発音することを意識しましょう。
■あいうえおの口の形
ア…口を丸く開ける。指が縦に2本入る感じ
イ…口角を横に引く
ウ…唇を前に突き出す
エ…口角を少し横に引く。ア と イの中間
オ…頬を少し膨らませる
舌の動きを滑らかにする
普段人と会話する機会が少ないと、舌の動きも悪くなってしまいます。急にしゃべるとカミカミになってしまったり、言葉がつっかえてしまうのはそのためです。面接など緊張感が高まっているときには、「噛んだ」というだけで、さらにドキドキ感が増してしまったりするものですよね。
舌の動きを滑らかにする滑舌トレーニングなら早口言葉が一番です。早口言葉と言っても早くしゃべる必要はありません。ゆっくりでよいので正確に発音することを意識してください。
■早口言葉の例
さ行…書写山の社僧正(しょしゃざんのしゃそうじょう)
た行…この竹垣に竹立てかけたのは、竹立てかけたかったから、竹立てかけた
ま行…京の生鱈 奈良生まな鰹(きょうのなまだら ならなままながつお)
舌が長い・短いなどによっても、言いにくい言葉がありますが、練習を重ねれば必ず言えるようになります。自分が苦手な行を中心に練習してみてくださいね。
ちなみに筆者は、人前で話をする前には必ず「外郎売」という歌舞伎の口上を暗唱しています。「外郎売」は早口言葉や言いにくい言葉が連続して登場するので滑舌の訓練にはぴったりで、役者やアナウンサーの基礎練習として、よく使われているものです。
長文なので通してしゃべるとかなり疲れるのですが、一度やるだけで滑舌はかなりよくなります。興味のある方はぜひ、チャレンジしてみてください!
想定される質問の回答を準備する
面接では面接官から様々な質問が繰り出されます。
面接を受ける企業のことは下調べしてあるし、質問の答えも一応頭の中で整理してあるから大丈夫…?でも、考えるのと話すのでは大違い!「いざ面接という場になったら、うまく話せなかった…」という人も多いのです。質問の回答を考える際のポイントを紹介しましょう。
想定される質問をピックアップする
最初に面接で聞かれそうなことをピックアップして、自分なりの回答を考えてみましょう。まずは回答内容のポイントを箇条書きに上げていくだけでもOKです。
複数の質問の回答が被っていないか?具体的な話になっているかどうか?などをチェックしておきましょう。
面接で質問される内容については、こちらの記事を参考にしてください。
▼関連記事
「パート面接に受かるコツ<2>!自己紹介と自己PRは別?最適な答え方とは」
「パート面接に受かるコツ<3>!志望動機や質問の回答はこれでOK♪」
短く端的な文章を作る
次に回答を一つの文章にしてみましょう。「●●で、××していたので、〇〇なんですけど…」というような助詞で長く続くような話し方では、ダラダラとまとまりがなく聞こえます。一文は短く端的にまとめるのがポイントです。
声に出して練習する
文章を作ったら、一度声に出して言ってみましょう。「●●だと思うんですけど…」というように語尾を濁して終わる話し方では、自信のなさが伝わってしまいます。「●●だと思います」「●●です」と語尾まではっきり言いきるのがポイントです。
丸暗記しようとしない
作った文章を丸暗記する必要はありません。暗記してしまうと、セリフをしゃべっているように聞こえてしまったり、一か所忘れただけで、その先の言葉が続かなくなってしまうことがあります。
丸暗記するのではなく、キーワードだけをしっかり覚えておけばOKです。
仕上げはビデオ撮影でチェック!
最後の練習は、実際の面接を模したロールプレイングを行い、ビデオ撮影してチェックしてみましょう。回答内容だけではなく、話すときの表情、目線、姿勢、話し方もしっかりチェックしておきましょう。家族や友人などに協力してもらい「他人から見てどう見えるか?」を確認してください。
さて、パート面接に受かるコツについて10回連載でお伝えしてきましたが、面接シリーズは次回がラストです。最後の記事は、せっかく面接に合格したのに都合で働けなくなってしまった場合ー採用辞退する際の上手な断り方をを紹介します。
これから面接を受ける方は、「パート面接に受かるコツ!面接官が教える「受かる人」のマナーと服装」を参考にしてくださいね。
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