離婚の話し合いには欠かせない5つの内容!互いに納得の行く別れ方
離婚は決意した瞬間から、色々な問題が待っています。「はい!じゃあサヨナラ」と簡単に済めばいいですが、そうは行きません。しっかりと夫婦で話し合う事はたくさんあります。
今回はその話し合うべき内容について見て行きましょう!円満離婚とまではいかなくても、新しい未来の為に少しでも道筋は明るくしたいもの。お互い納得のいく離婚を目指して下さい。
Contents
離婚を後悔しなうように話し合っておくべき5つの事!
1:親権について
お子さんがいらっしゃる方であれば、必ず「親権」についての話し合いが必要です。親権は「一緒に暮らし、養育していく権利」だけではなく、子どもの未来を担う責任もあることを肝に銘じておきましょう!
「子どもは絶対に渡さない!」という感情が先立つかもしれませんが、大事なのは子どものこれからの環境や未来のことです。愛する我が子だからこそ、離婚後の生活についてじっくりと話し合い、子どもの幸せな環境作りを夫婦で考えていけたらいいですね。
▼親権については、こちらの記事に詳しくまとめてありますので、これから親権の話し合いを行う方は目を通しておく事をおすすめします。親権の判断基準などに参考になることを記述しました。
離婚時の親権を決める判断基準!母親が有利で父親は不利って本当?2:離婚後の子と親の面会
親権をどちらが持つことになるかが決まったら、次は離れて暮らす親と子の面会についても話し合いをしておきましょう!いつ(期間や頻度)、どこで面会を行うのかをしっかりと決めておく必要があります。
筆者はなるべく親子3人で会う事は避けたい旨を元夫に伝えました。この先元夫と再婚する気持ちはなかったので、子どもに叶わない期待をさせたくないと考えたからです!しかし、子どもを相手だけに任せて会わせることに不安を持つ方も居るかもしれませんよね。
1つ認識しておいて欲しいことは「親権を持ったからと言って離れて暮らす親と子の面会の主導権を握ることではない」ということ。親権を持たなかった側も子の親であることには変わりがありません。子どもも離れて暮らす側の親も、共に「会いたい」と求めれば会う権利があることを理解しておいて下さいね。
▼離婚後の「父と子」の面会についてこちらに記述しました。どんな約束をしてもなかなか子どもに会わせて貰えない父親。父親に会いたいと言い出せない子ども。どちらの視点に立っても考えるべき問題を提起していますので、是非この記事にも立ち寄って欲しいです。
子どもに会えない父親たちの「苦しい」実態。離婚後の関係を考える。3:養育費はしっかりと納得できる金額を!
養育費についても大変重要な話し合いです。養育費は親権者側が「自分が求める金額を払って欲しい」というような気持ちになると思いますが、実際には相場というものがあり、夫婦の収入や生活環境などを考慮しながら決めていくもの。
また「子どもに会わせたくないから養育費は要らない!」とお考えの方もいらっしゃると思いますが、養育費は「気持ちで払うもの」ではなく「親としての最低限の義務」である事を理解すべきです。子どもは養育費などを引き出すための駒ではありません。
子どもが産まれた瞬間から、両親には子の養育に関しての義務があります。養育していくには労力だけではなく、お金もかかって来ますよね。本来であれば、それらを夫婦で協力しながら子育てを行っていくわけですが、離婚してしまえば片親がすべてをこなしていかなければなりません。
離婚後に子育てを共に行う事は現実的に難しいかもしれませんが、養育費というお金の形をとることで両親揃って義務を全うすることに繋がるので、「払う・払わない」「要る・要らない」というものではなく、最低限の親としての義務だと認識しておきたいですね!
▼今一度、養育費について知りたい方はこちらの記事をお読みください。養育費の相場となる金額を計算できるサイトも掲載中です。
離婚後の子どもの養育費は親の支払い義務!知っておきたい相場など4:慰謝料については?
離婚の原因が相手の浮気や不倫などの場合に、慰謝料が支払われることが多いですね。他にも生活費を渡さないなどの経済的な悪意を向けられたり、DVやモラハラなどの肉体的・精神的な暴力をを受けられていた場合に慰謝料の支払いを求められる場合があります。
この慰謝料については3年経ってしまうと時効となってしまうそうなので、離婚の際にしっかりと慰謝料についても話し合っておきましょう!離婚時は、精神的にも身体的にも疲労なさっていると思いますが、時間が経ったことにより時効になってしまうのは不本意ですよね。
離婚して落ち着いた時に「やっぱり慰謝料をしっかり請求しておけば良かった」という言葉もよく耳にしますので、後から後悔しない為にも納得いくまで話し合いして下さい。
▼しかし、こういったお金の問題に関しての離婚の話し合いはスムーズに進まないかもしれません。夫婦の間で話し合いが決裂してしまったら、専門の相談機関を利用してみる方法もあります。相談窓口についてはこちらの記事をご覧ください。
離婚の相談はどこにするべき?状況に合わせて選びたい相談窓口など5:財産分与を忘れていない?
夫婦で蓄えた預貯金や、車や家などの財産も離婚時には分けることになります。これを財産分与と言いますが、離婚の話し合いの中で少々考える事が大変な事の1つです。財産と言いましても、全てがプラスの財産ではなく、住宅ローンや車のローンなどマイナスの財産もあるわけです。
基本的には離婚理由にあまり関係なく夫婦で財産を半分に分けることになりますが、現金などの分けられる財産だけではないので、ここはしっかりと思考を巡らせ吟味していく必要があるでしょう。筆者も離婚時には財産分与に関しては全くの無知でしたので、訳が分からず戸惑ったものです。
▼財産分与に関しては、こちらの記事にまとめました。プラスの財産とマイナスの財産の清算方法なども記載していますので、財産分与に関してあまりよく分からない方は記事を覗いてみて下さいね。
離婚時の財産分与って?知っておきたい財産分与の基礎知識を簡単に!1つ1つの話し合いを妥協せず、納得の行く別れ方を
離婚を決意した時点で、すでに納得の出来ない事で頭がいっぱいかもしれません。「どうして」「なんで」と離婚理由に対して思考を巡らせ、悲しみに呑み込まれそうになることも。しかし、もう離婚を決意した瞬間から、次から次へとやらねばならぬことが舞い込んできます。
離婚理由について「どっちのせいで離婚になった」などの問題の発端を掘り返しても無意味です。しっかりと納得がいくまで話し合いをし、新しい人生に対して少しでも前向きに、そして悔いのない離婚をして欲しいと筆者は思っています。
▼離婚時に話し合うべき事は分かったけど、具体的な手続きがよくわからない…という方は、手続きすべきものをリストアップしてありますので、こちらを参考にして下さい。
離婚に必要な手続き8つ!話し合いの進め方とやるべき事をリストアップbitomos編集部プロフィール
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