既婚者の秘密の恋…婚外恋愛とは?不倫や浮気との違いやリアルな現状
不倫や浮気に対して、「婚外恋愛」という言葉を使う様になったのはいつからなのでしょう。もしかして、不倫や浮気がそれまでとは違うイメージのものになってきたのでしょうか。婚外恋愛と従来の不倫や浮気を比べると、どこか価値観の違いがあるのでしょうか。
ここのところ、世間でもTVを賑わせている「不倫疑惑騒動」。こういう報道の時は、「婚外恋愛」とは言わないのも事実。婚外恋愛とは?不倫や浮気とは違うものなのでしょうか。
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不倫でも浮気でもない婚外恋愛とは
「今、不倫してますか!?浮気してるんですか?」とここのところ、テレビを見ていると、芸能リポーター達が声を荒立てて、俳優、女優、歌手、国会議員に至るまで、マイクを向けている場面を多く見かけますね。
でも「婚外恋愛してるんですか?」とは言いません。では、不倫や浮気とは婚外恋愛とは違うもの?そもそも、昔はなかった婚外恋愛という言葉はどこからやってきたのでしょう。
「婚外恋愛」その言葉を使うことで、それまでの不倫や浮気と何が違うのでしょう。
婚外恋愛とは?不倫や浮気とは違うのか
婚外恋愛とは、既婚者同士の男女が恋愛感情を持ち付き合っていることです。言葉の説明だけだと、まさに不倫や浮気と同じようなものに思えます。不倫や浮気とどう違うのか?言葉だけの問題でしょうか。
実際に婚外恋愛をしている人の意識と、世間一般に既婚者が恋愛しているのをどう考えるか、見ているかという事と、実際、結婚していて自分のパートナーが自分以外の人と肉体関係を持つことに対しての見解の違いで呼び方が違うだけ…なのではないでしょうか。
婚外恋愛とは
実際に既婚者が自分のパートナー以外に対して恋愛感情を持ち、「恋愛関係」を続けている状態を婚外恋愛と言っています。文字通り、「婚」は結婚、「外」は結婚以外を表しています。
基本的にそこにある考えとして、「結婚は結婚、恋愛は別のもの」という人も少なくありません。女性に多い考えとして、家の中では妻として、母親として、それとは別に、女としての自分が結婚生活とは違うところで恋愛をしているという認識があるのでしょう。
そこには確かに、相手のことを想っている気持ちがある前提のものということを強く込めているというのもある様です。実際に婚外恋愛という言葉を使っているのは、その様な形の恋愛をしている女性に多いような気がします。
「婚外恋愛」という言葉が世の中に登場してから、それまで秘め事であった不倫と呼んでいたものがなんとなく、美化されて表に出てくる様になった様な気さえします。
「婚外恋愛と言わない」不倫とは
「不倫とは」道徳に反すること。特に、男女の関係が人の道にはずれること。また、そのさま。引用:デジタル大辞泉の解説により
世間一般的に、結婚している人が配偶者以外の人と男女の関係にある場合の言葉でイコール、カラダの関係がある場合に使う言葉として「不倫」というが一番、妥当で多く使われているのではないでしょうか。
実際にテレビの中で芸能リポーターの方々が、マイクを向けて当事者に詰め寄っている言葉の中では「不倫していますか?」「不倫ではないのですか?」という言葉を使っているのをよく目に、耳にします。
「不倫の一線」というのが、そこにカラダの関係があるかないかで線引きされているという考え方です。
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「婚外恋愛とは言わない」浮気とは
この浮気という言葉も一般的ですが、例えば「不倫」という言葉と比べるとなんとなく、軽いイメージに感じるのは筆者だけでしょうか。そして、この言葉でよく議論になるのが、「どこからが浮気?」という事です。
既婚者がなにをしたらそれは「浮気」になるのか?というのが、人によってその「線引き」がバラバラというのも実際あるようです。そして、「浮気」という言葉に関しては、独身の人同士の付き合いの中でも使われるという違いがありますね。
ここでわかるのが、「不倫」はカラダの関係がある場合、「浮気」は「浮気心」が芽生えた時から、後ろめたさを感じ始め、その疑いを感じられた時から指摘されつつあるものかもしれませんね。
不倫や婚外恋愛とはドラマの影響が大きい
「不倫」や「婚外恋愛」という言葉は、昔々から使われていたものではないというのは知っていますか?浮気心や不倫というのは、男女の関係がこの世の中にある以上、昔からあったものだと考えられますが、そこに使われる言葉は時代とともに変わってきている様です。
その変化に影響を与えたのは…実はTVドラマなんです。
不倫の言葉を定着させたドラマ
1983年TBSテレビのドラマ「金曜日の妻たちへ」が登場し、話題となりました。ごく普通の主婦達がこのドラマに自分を重ねて、忘れていた女としての心を強く揺さぶられたような感覚になって、ドキドキしながら観ていた人も多かったドラマです。
ドラマの中では、おしゃれで綺麗な主婦たちがダメだと思いながら夫以外の男性に心惹かれていく様が描かれていて、心の葛藤もある中で「恋愛」というものをとてもきれいに描いていきます。このドラマがきっかけで「不倫」という言葉が世の中に定着していったと言われています。
婚外恋愛とはこのドラマから生まれた言葉
2002年テレビ朝日で放送された永作博美さん主演のドラマ「婚外恋愛」。これがまさに世の中にそれまであった「不倫」のカテゴリの中に、「婚外恋愛」という新しいジャンルを作ったと言っても言い過ぎではないでしょう。
それまでの重く暗いイメージだった不倫が、なんとなくオシャレなイメージにすら聞こえさせてしまうのが「婚外恋愛」という言葉です。また「恋愛」という言葉が付くことで、当事者はちゃんと気持ちを向き合わせている、カラダの関係だけではないれっきとした恋愛だという印象の言葉です。
不倫と言わない婚外恋愛とは
実際に不倫している女性たちが「婚外恋愛」という言葉を使って、主婦であるけれど、女としての自分自身の存在を表現していく場となっているのが、今の時代のインターネットの中の掲示板やブログ、SNSなどです。
それまでの時代には誰にも言えなかったことが、インターネットという顔が見えない、相手の素性がわからない場所では本当の自分を活字で表現していけます。その時に使われるのが「婚外恋愛」という言葉。
例えば、あるサイトのカテゴリの中でも「婚外恋愛」という言葉を使い、そこに集う人がその言葉の元で交流しています。またあるブログでは、タイトルに自ら「婚外恋愛」という言葉を使って、心の中を活字で綴っています。
不倫より婚外恋愛中
「私、不倫しています」というより、「私、婚外恋愛中です」という方が、「ちゃんとお互いの気持ちがある恋愛なのよ」という、主張があるように思えます。
周りではそれを「あの人、不倫してるのよ」と言っても、「あの人、婚外恋愛してるのよ」とはあまり聞かない…のではないでしょうか。不倫=道徳上よくないことということを、「私、不倫しています」という言葉で自分で認めてしまうより、「恋愛してます」ということで自分を納得させているということではないでしょうか。
婚外恋愛とは、誰の為でもない自分の気持ちを自分で納得させている言葉なのかもしれません。
婚外恋愛とは自分の気持ちを納得させる自分への言葉
いかがでしょうか。婚外恋愛とは不倫と同じ、ちゃんとした気持ちの向き合った恋愛、どちらもそれぞれの考える立場で違うのかもしれませんね。
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